正答5
解説
正解は5です。
廃用症候群は、安静や不動によって生じる全身の機能低下です。
それぞれの症状に対して適切な治療が組み合わされているかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 筋萎縮は不動によって生じるため、装具で固定するとさらに進行します。
治療には筋力増強訓練などの運動療法を行います。
2:× 骨萎縮は荷重や筋収縮による骨への刺激が減ることで生じます。
治療と予防には、立位や歩行など骨に荷重をかける運動が基本です。
3:× 下腿浮腫は、筋ポンプ作用の低下で静脈やリンパの流れが滞って生じます。
安静保持ではなく、下肢の挙上、弾性ストッキング、足関節の運動を行います。
4:× 起立性低血圧では、循環血液量を保つため水分や塩分を十分にとります。
塩分制限は血圧をさらに下げるため逆効果で、段階的な座位・起立練習や弾性包帯を用います。
5:○ 深部静脈血栓症は、静脈の血流の停滞などで血栓ができる病気です。
血栓の増大や肺塞栓症を防ぐため、抗凝固療法が標準的な治療です。
【ポイント】
廃用症候群の治療は原則として「動かす・荷重する・起こす」です。
深部静脈血栓症は肺塞栓症につながるため、急な下肢の腫れや痛みに注意します。