19歳の男性。
バイク事故で受傷。
脊髄損傷完全麻痺(第10胸髄節まで機能残存)。
ADLは自立し、今後は車椅子マラソンを行うことを目標に作業療法に取り組んでいる。
車椅子を下に示す。
マラソン用車椅子はどれか。
正答2
解説
正解は2です。
写真の5台の車椅子から、マラソン(陸上トラック・ロード)競技用を選ぶ問題です。
レース用車椅子は空気抵抗を減らすため細長い車体をもち、前方に1輪、後方に大きな2輪を備えた3輪構造が特徴です。
【選択肢別解説】
1:× ①は大きなキャンバー角(ハの字)の後輪に、前方の低いバンパーとフットサポートを備えています。
球技(バスケットボールなど)用の構造で、マラソン用ではありません。
2:○ ②は細長いフレームの先端に大きな前輪が1つあり、後方に2つの後輪がある3輪構造です。
座った姿勢で前方へ長く伸びる車体は、直進性と空気抵抗の小ささを重視したレース用車椅子の特徴です。
3:× ③は後輪にスポークを覆う円盤状のカバーがあり、前方を大きなガードで囲んでいます。
接触の多い車いすラグビー用の特徴です。
4:× ④は前方に小さなキャスターと足台を備え、後輪の大きな一般的な形の車椅子です。
マラソン用のような前方へ長く伸びる車体と大きな前輪はありません。
5:× ⑤は軽量なフレームに小さなキャスターをもつ日常用(アクティブタイプ)の車椅子です。
長距離を高速で走る構造ではありません。
【ポイント】
レース用は「3輪・長い車体・小さいハンドリム」、ラグビー用は「車輪カバーと頑丈なバンパー」、バスケット用は「大きなキャンバー角と転倒防止輪」と特徴で区別します。