正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
せん妄は、身体疾患や薬剤、環境の変化などをきっかけに起こる急性の意識障害で、高齢の入院患者に多くみられます。
予防には、原因となる薬剤の見直しと、見当識を保ち安心できる環境づくりが基本です。
【選択肢別解説】
1:○ ベンゾジアゼピン系薬や抗コリン作用のある薬などは、せん妄を引き起こしやすい薬剤です。
処方内容を確認し、原因となりうる薬剤を見直すことは予防として適切です。
2:× 家族との面会は、患者に安心感を与え、見当識を保つ手がかりになります。
正しくは面会を制限せず、なじみのある人との交流を促します。
3:× 病室の移動は環境の変化となり、混乱や見当識障害を招いてせん妄を起こしやすくします。
正しくは病室の移動をできるだけ減らします。
4:× せん妄の予防は、医師・看護師・薬剤師・リハビリテーション職などが協力して行うことで効果が高まります。
正しくは多職種で関わります。
5:○ 本人から見える位置に時計を置くと、今の時間がわかり、見当識を保つ手がかりになります。
カレンダーの設置と合わせて、せん妄の予防として適切です。
【ポイント】
せん妄予防の非薬物的な対策には、見当識の支援、昼夜のリズムの調整、早期離床、眼鏡や補聴器の使用、脱水や痛みの管理などがあります。
身体拘束はせん妄を悪化させるため、できるだけ避けます。