正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
Brown-Séquard 症候群は、脊髄の左右どちらか半分が損傷されたときに起こる症候群です。
脊髄の各伝導路が、どの高さで反対側へ交差するかによって、障害が同側に出るか反対側に出るかが決まります。
【選択肢別解説】
1:× 運動麻痺は、外側皮質脊髄路が延髄で交差したあと同側の脊髄を下行するため、損傷と同側に現れます。
2:× 触覚のうち、識別性の触覚は同側の後索を、粗大な触覚は反対側の前脊髄視床路を上行します。
触覚は両側で一部ずつ障害されるため、反対側の症状として典型的ではありません。
3:○ 痛覚は、脊髄に入ったあとすぐに反対側へ交差し、外側脊髄視床路を上行します。
そのため損傷髄節より下位の反対側に障害が現れます。
4:○ 温度覚も痛覚と同じく、脊髄で反対側へ交差して外側脊髄視床路を上行します。
損傷髄節より下位の反対側に障害が現れます。
5:× 深部覚(位置覚・振動覚)は、同側の後索を上行して延髄で交差します。
そのため損傷と同側に障害が現れます。
【ポイント】
Brown-Séquard 症候群では「同側に運動麻痺と深部覚障害」「反対側に温痛覚障害」が現れます。
損傷髄節の高さでは、同側の全感覚脱失や下位運動ニューロン障害がみられることもあります。