正答2
解説
正解は2です。
災害や事件などの心的外傷体験の直後には、被災者の安全と安心を確保し、自然な回復力を支える支援が勧められています。
無理に体験を話させる介入は、かえって症状を悪化させるおそれがあります。
【選択肢別解説】
1:× 心理的デブリーフィングは、外傷体験の直後に体験や感情を詳しく話させる方法です。
PTSD の予防効果はなく、かえって悪化させるおそれがあるとされ、推奨されていません。
2:○ 心理的応急処置(PFA:psychological first aid)は、安全の確保、安心させること、基本的なニーズへの対応、つながりの支援などを行う早期支援の方法です。
外傷体験後の早期介入として適切です。
3:× 集団精神療法は、集団の相互作用を通じて治療を行う精神療法です。
外傷直後の早期介入として行うものではありません。
4:× 生活技能訓練(SST)は、統合失調症などの人が対人技能や生活技能を身につける訓練です。
外傷直後の早期介入ではありません。
5:× 精神分析療法は、無意識の葛藤を自由連想などで扱う長期の精神療法です。
外傷直後の早期介入には適しません。
【ポイント】
外傷直後の支援は「話を無理に聞き出さない」「安全・安心・つながりを確保する」が原則です。
PFA の基本は「見る(Look)」「聞く(Listen)」「つなぐ(Link)」です。