正答1
解説
正解は1です。
強迫性障害は、不合理だとわかっていても考え(強迫観念)が繰り返し浮かび、確認や洗浄などの行為(強迫行為)をやめられない障害です。
作業療法では、正確さや完全さへのこだわりを刺激しにくい作業を選び、こだわりから少し距離をとる体験を重ねます。
【選択肢別解説】
1:○ 自由度の高い作業は、正解や完成形が一つに決まっていないため、正確さへのこだわりが強まりにくいです。
「これでよい」と受け入れる体験につながり、適切です。
2:× 正確さを必要とする作業は、確認や手直しを繰り返すきっかけになり、強迫症状を強めるおそれがあります。
3:× 強迫行為が始まったときに作業を強制的に中止させると、不安が強まり、治療関係も損なわれます。
作業の枠組みを示しながら見守る対応が基本です。
4:× 強迫行為の原因について洞察を求めても、症状の改善には結びつきにくいです。
治療では、行為をしなくても不安が下がることを体験する行動療法的な関わりが中心になります。
5:× 作業療法士が本人に代わって確認すると、確認を他者に頼る「巻き込み」が強まります。
症状を維持させる対応で不適切です。
【ポイント】
強迫性障害の治療の中心は、薬物療法(SSRI)と曝露反応妨害法などの認知行動療法です。
周囲が確認に付き合う「巻き込み」は症状を固定させるため避けます。