正答4
解説
正解は4です。
錐体外路症状、無月経、体重増加、起立性低血圧は、いずれも抗精神病薬の代表的な副作用です。
抗精神病薬はドパミン D2 受容体を遮断するほか、ヒスタミン受容体やアドレナリン α1 受容体も遮断します。
【選択肢別解説】
1:× 抗酒薬(シアナミドやジスルフィラム)は、アルコールの分解を妨げて飲酒時に不快な反応を起こす薬です。
設問の4つの症状を同時に起こす薬ではありません。
2:× 抗うつ薬では、口渇、便秘、眠気、吐き気などの副作用が多くみられます。
錐体外路症状や無月経がそろって起こるのは典型的ではありません。
3:× 抗不安薬(主にベンゾジアゼピン系)の副作用は、眠気、ふらつき、筋弛緩、依存などです。
設問の症状の組合せとは異なります。
4:○ 抗精神病薬は、黒質線条体系のドパミン遮断で錐体外路症状を、下垂体系のドパミン遮断で高プロラクチン血症による無月経を起こします。
さらにヒスタミン遮断で体重増加、α1 遮断で起立性低血圧を起こし、4つの症状すべてを説明できます。
5:× 抗てんかん薬の副作用は、眠気、ふらつき、発疹、肝機能障害などです。
設問の症状の組合せとは異なります。
【ポイント】
抗精神病薬の副作用は「どの受容体を遮断するか」で整理すると覚えやすいです。
D2 遮断で錐体外路症状と高プロラクチン血症、H1 遮断で体重増加と眠気、α1 遮断で起立性低血圧、抗コリン作用で口渇と便秘です。