正答2
解説
正解は2です。
この問題は重要でないものを選ぶので、○ が答え(観察上重要でない症状)です。
心因性偽発作(心因性非てんかん性発作)は、てんかん発作に似ているものの、脳の異常な電気活動を伴わない発作です。
てんかん発作との鑑別では、意識消失を伴う真の発作で起こりやすい身体所見の有無を観察することが重要です。
【選択肢別解説】
1:× 舌の側面を咬む咬舌は、全般性強直間代発作でよくみられ、偽発作ではまれです。
鑑別に重要な所見です。
2:○ 流涙は、強い情動や刺激などさまざまな状況で起こる非特異的な所見です。
てんかん発作に特徴的な所見ではないため、発作の鑑別における重要性は低いとされます。
3:× 尿失禁は、意識を失う全般発作で起こりやすい所見です。
偽発作では少ないため、鑑別に重要です。
4:× 発作で倒れた際の四肢の外傷は、意識を失って防御できない真の発作で起こりやすいです。
鑑別に重要な所見です。
5:× チアノーゼは、強直期に呼吸が止まる全般発作で起こります。
偽発作ではまれであり、鑑別に重要です。
【ポイント】
真のてんかん発作を示唆するのは、咬舌(舌の側面)、尿失禁、外傷、チアノーゼ、発作後のもうろう状態です。
偽発作では、閉眼したままの発作、左右非同期の動き、長く続く発作などがみられます。