正答4
解説
正解は4です。
嚥下造影検査(VF:videofluoroscopic examination of swallowing)は、造影剤を含む食物を飲み込む様子を X 線透視で観察する検査です。
嚥下内視鏡検査(VE:videoendoscopic examination of swallowing)は、鼻から内視鏡を入れ、咽頭と喉頭を直接観察する検査です。
【選択肢別解説】
1:× 誤嚥の評価は、口腔から食道までの食塊の流れを連続して追える VF が優れています。
VE は嚥下の瞬間に視野が遮られる(ホワイトアウト)ため、嚥下中の誤嚥を見逃すことがあります。
2:× 嚥下反射の起こるタイミングや、喉頭挙上などの動きは、VF で観察しやすいです。
VE では嚥下反射の瞬間が見えません。
3:× 食道の動きや食塊の通過は、VF で観察します。
内視鏡は咽頭までの観察が中心で、食道機能の評価には向きません。
4:○ VE は声帯を直接見られるため、声帯の動きや声門閉鎖の状態を評価できます。
VF では声帯の動きを詳しく見ることは難しく、VE が適しています。
5:× 咀嚼や食塊形成など口腔内の動きは、側面から透視する VF で観察できます。
VE では口腔内は観察できません。
【ポイント】
VE は「被ばくがない」「ベッドサイドで実施できる」「咽頭・喉頭の粘膜や声帯、唾液の貯留を直接見られる」のが長所です。
VF は「口腔から食道までの全体像と誤嚥の評価」に優れています。