正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組合せ)です。
骨折では、骨片の転位や受傷時の外力によって、骨折部の近くにある筋が損傷を受けることがあります。
骨折部位とその周囲にある筋の位置関係を考えます。
【選択肢別解説】
1:× 鎖骨の下面には鎖骨下筋が付着し、その深部には小胸筋や腕神経叢、鎖骨下動静脈が位置します。
転位した骨片が周囲の軟部組織を損傷する可能性があり、誤った組合せとはされていません。
2:× 方形回内筋は、前腕遠位の掌側で橈骨と尺骨をつなぐ筋です。
橈骨遠位端骨折の骨折部に接しており、損傷を受ける可能性があります。
3:× 棘上筋の腱は、上腕骨の大結節に付着します。
上腕骨外科頸骨折は大結節のすぐ下で起こり、骨片の転位で棘上筋が損傷されることがあります。
4:× 烏口腕筋は、烏口突起から上腕骨の骨幹部内側に付着します。
上腕骨骨幹部骨折では付着部が骨折部の近くにあり、損傷を受ける可能性があります。
5:○ 第2背側骨間筋は、手の中手骨の間にある手内筋です。
前腕の橈尺骨骨幹部から離れているため、橈尺骨骨幹部骨折で損傷を受ける筋としては誤りです。
【ポイント】
骨折に伴う筋損傷は、骨折部に付着する筋や接して走る筋で起こります。
上腕骨骨幹部骨折では橈骨神経麻痺の合併が重要であることも、あわせて覚えておきましょう。