正答4
解説
正解は4です。
左半側空間無視は、主に右大脳半球の損傷で左側の刺激に気づきにくくなる症状です。
治療には、注意を左へ向けさせる方法や、空間の認識そのものを修正する方法が用いられます。
【選択肢別解説】
1:× 間隔伸張法は、思い出す間隔を少しずつ延ばして覚えさせる記憶障害の訓練法です。
半側空間無視の治療法ではありません。
2:× 自己教示法は、手順を声に出して自分に指示しながら行動する方法です。
主に注意障害や遂行機能障害、衝動性に用いられます。
3:× 視覚イメージ法は、覚えたい情報を視覚的な像に置き換えて記憶する方法です。
記憶障害に対する代償手段です。
4:○ プリズム適応療法は、視野を右へずらすプリズム眼鏡をかけて目標を指す練習をする方法です。
眼鏡を外した後に左側への注意が向きやすくなる効果が報告されています。
5:× 後頸部振動刺激は、無視側である左の後頸部の筋に振動を加えて行います。
右後頸部では効果が期待できません。
【ポイント】
半側空間無視の治療には、プリズム適応、左後頸部振動刺激、視覚探索訓練などがあります。
間隔伸張法と視覚イメージ法は記憶障害の訓練法として区別しましょう。