正答4
解説
正解は4です。
小脳性運動失調の検査では、測定障害、反復拮抗運動不能、運動分解、振戦などを調べます。
検査法と、その検査で何をみるかの対応を正しく覚えているかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 鼻指鼻試験は、指先が目標を行き過ぎたり手前で止まったりする測定障害や企図振戦をみる検査です。
反復拮抗運動障害は前腕の回内・回外を素早く繰り返す検査でみます。
2:× 線引き試験は、線の終わりで止まれず行き過ぎる測定障害をみる検査です。
運動変換障害(反復拮抗運動不能)をみる検査ではありません。
3:× 跳ね返り現象は、抵抗を急に外したときに拮抗筋による制動が遅れ、腕が大きく動いてしまう現象です。
運動分解をみる検査ではありません。
4:○ 踵膝試験は、踵を反対側の膝に正確に乗せて脛に沿って下ろす検査です。
踵が膝を行き過ぎたり揺れたりすることで、下肢の測定障害がわかります。
5:× 膝打ち試験は、膝の上で手掌と手背を交互に素早く打ちつける検査です。
反復拮抗運動不能をみる検査で、振戦をみるものではありません。
【ポイント】
「測定障害は指鼻試験・踵膝試験・線引き試験」「反復拮抗運動不能は回内回外試験・膝打ち試験」と整理しましょう。
跳ね返り現象は、拮抗筋による制動の障害をみる所見です。