22歳の女性。
幼少期から聞き分けの良い子だと両親に評価されてきた。
完全主義であり、社交的ではないものの仲の良い友人はいた。
中学生の時に自己主張をして仲間はずれにされ、一時的に保健室登校になったことがある。
その後は優秀な成績で高校、大学を卒業したが、就職してからは過剰適応によるストレスで過食傾向になった。
体重増加を同僚に指摘されてから食事を制限し、身長は170cm だが体重を45kg未満に抑えることにこだわるようになった。
この患者への外来での作業療法士の関わりとして最も適切なのはどれか。
正答4
解説
この患者は摂食障害(神経性やせ症が疑われる)で、完全主義的な性格特性を持つ。
過剰適応やストレスから過食傾向になり、体重制限へのこだわりが出現している。
作業に失敗しても大丈夫であることを伝えることが最も適切な関わりである。
完全主義の緩和と安全な環境づくりが初期の作業療法で重要となる。
幼少期の母子体験への介入は精神分析的アプローチであり外来OTの初期には不適切。
体重のグラフ化は体重への固執を助長する。
作品分析の伝達は侵襲的であり、信頼関係構築前には不適切である。