正答2
解説
正解は2です。
皮膚筋炎は、骨格筋の炎症による筋力低下と、特徴的な皮膚症状を伴う自己免疫疾患です。
上眼瞼の紫紅色の腫れ(ヘリオトロープ疹)や、手指関節背面の紅斑(Gottron徴候)がみられます。
【選択肢別解説】
1:× 先行感染を伴うのが特徴ではありません。
先行感染の後に発症するのは、Guillain-Barré症候群の特徴です。
2:○ 悪性腫瘍を伴うことがあります。
特に中高年の皮膚筋炎では、悪性腫瘍の合併が多いことが知られています。
診断時には、悪性腫瘍がないかを調べることが重要です。
3:× 胸腺腫の合併は皮膚筋炎の特徴ではありません。
胸腺腫を合併しやすいのは重症筋無力症です。
4:× 嚥下障害はきたさないのではなく、きたすことがあります。
咽頭や食道上部の横紋筋に炎症が及ぶと、嚥下障害や誤嚥性肺炎の原因になります。
5:× 遠位筋ではなく、近位筋優位の筋力低下をきたします。
肩や腰回りの筋が弱り、立ち上がりや腕の挙上が困難になります。
【ポイント】
皮膚筋炎・多発性筋炎は、近位筋優位の筋力低下、血清CK上昇、悪性腫瘍や間質性肺炎の合併が特徴です。
炎症が強い時期は過負荷を避け、筋力に応じた運動量を調整します。