正答3
解説
正解は3です。
Parkinson病は、中脳黒質のドパミン神経細胞が減ることで、振戦、筋固縮、無動、姿勢反射障害が起こる進行性の疾患です。
疫学的な特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 喫煙者に多いのではなく、むしろ少ないことが知られています。
疫学研究で、喫煙者は発症のリスクが低いと報告されています。
2:× 再発と寛解を繰り返すことはありません。
症状は緩やかに進行し続けます。
再発と寛解を繰り返すのは多発性硬化症の特徴です。
3:○ 孤発性症例が家族性症例より多いです。
大部分は遺伝的な家族歴のない孤発性で、家族性は全体の5〜10%程度とされます。
4:× 30〜40歳代での発症は最多ではありません。
発症は50〜60歳代に多く、高齢になるほど有病率が上がります。
40歳以下の発症は若年性Parkinson病と呼ばれ、少数です。
5:× 我が国の有病率はAlzheimer病より高くはありません。
Alzheimer病のほうがはるかに多い疾患です。
【ポイント】
Parkinson病は、50〜60歳代の発症が多く、孤発性が大部分で、慢性に進行する疾患です。
再発と寛解を繰り返す多発性硬化症との違いもあわせて押さえます。