正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
錐体路(皮質脊髄路)は、随意運動の指令を大脳皮質から脊髄へ伝える下行性の伝導路です。
大脳皮質から放線冠、内包後脚、大脳脚、橋、延髄錐体を下行し、錐体交叉で交差して脊髄側索を通り、前角に至ります。
【選択肢別解説】
1:× 錐体路は、中心前回の一次運動野を中心とする大脳の運動皮質から始まります。
正しい記述です。
2:○ 錐体路は大脳基底核を経由しません。
尾状核・被殻と視床の間にある内包を通過するだけで、基底核でシナプスを形成しないため、誤った記述です。
3:× 錐体路は中脳の大脳脚の中央部を下行します。
正しい記述です。
4:× 錐体路の線維の大多数(約80〜90%)は延髄下端の錐体交叉で反対側へ交差し、外側皮質脊髄路になります。
正しい記述です。
5:× 錐体路の線維は脊髄の前角で、直接または介在ニューロンを介して運動ニューロンとシナプスを形成します。
正しい記述です。
【ポイント】
大脳基底核は錐体路に直接含まれず、大脳皮質と視床を結ぶループで運動を調節します。
錐体路が内包後脚、大脳脚、延髄錐体、錐体交叉の順に通ることは頻出です。