正答1
解説
正解は1です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(不適切な対応)です。
境界性パーソナリティ障害の患者は、他者を極端に理想化したりこき下ろしたりする分裂(splitting)を起こしやすく、治療者を巻き込みます。
チームで枠組みを共有し、一貫した態度で関わることが原則です。
【選択肢別解説】
1:○ 作業療法士が単独で関わると、患者との二者関係に巻き込まれ、操作や分裂の対象になりやすくなります。
チームで情報を共有して関わるべきで、適切でない対応です。
2:× 患者から攻撃を向けられている親も疲弊しています。
親への心理的支援は家族関係の調整につながり、適切な対応です。
3:× 治療契約(約束事)の重要さを確認すると、治療の枠組みが明確になり、行動化を抑えます。
適切な対応です。
4:× 攻撃を向けられた後も態度を変えずに接することで、患者は関係が壊れないことを体験できます。
一貫した態度は適切な対応です。
5:× 他罰的な言動の背景にある本人の生きづらさに共感的に接することは、治療関係の基盤になります。
適切な対応です。
【ポイント】
境界性パーソナリティ障害には「チームでの一貫した対応」「明確な治療契約」「共感と限界設定の両立」で関わります。