正答1
解説
正解は1です。
頸髄損傷では、残存する最下位の髄節ごとに可能な動作と必要な機器が決まっています。
【選択肢別解説】
1:○ 第3頸髄節レベルでは横隔膜の働きが不十分で、上肢も動かせません。
呼気や顎、舌などで操作する環境制御装置を使い、家電の操作や意思伝達を行います。
2:× 第4頸髄節レベルでは横隔膜が働き、多くは自発呼吸が可能です。
人工呼吸器が必要なのは主に第3頸髄節以上です。
3:× チンコントロール電動車椅子は、上肢が使えない第4頸髄節レベルで用います。
第5頸髄節レベルでは、肩と肘の屈曲が使えるため、手で操作するジョイスティック式の電動車椅子が使えます。
4:× BFO(Balanced Forearm Orthosis:前腕を支えて上肢の動きを助ける装具)は、第5頸髄節レベルで用います。
肩・肘の筋力が弱い人の食事動作などを助けます。
第6頸髄節レベルでは肩・肘の筋力がより保たれ、BFOは通常必要ありません。
5:× コックアップスプリントは、手関節伸筋が働かない第5頸髄節レベルで手関節を背屈位に保つ装具です。
第7頸髄節レベルでは手関節の伸展が十分にでき、必要ありません。
【ポイント】
C3=環境制御装置、C4=チンコントロール電動車椅子、C5=BFOとコックアップスプリント、C6=手関節駆動式把持装具と覚えます。
C6以下では、ハンドリムを工夫した普通型車椅子の駆動も可能になります。