24 歳の女性。
統合失調症。
2か月前からスーパーの惣菜コーナーで働いている。
週1回、外来作業療法を利用しており、仕事や生活の様子を話題にしながら患者の体調の確認を行っている。
作業療法士が気を付けるべき状態悪化時のサインとして適切でないのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(悪化のサインとして適切でないもの)です。
統合失調症の再発の前には、不眠、焦燥、猜疑心、集中力低下などの前駆症状が現れます。
就労中の患者では、仕事ぶりや生活リズムの変化から早めにサインをつかむことが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 落ち着かず不穏な状態は、焦燥感や緊張の高まりを示す再発の前駆症状です。
悪化のサインとして注意すべきです。
2:○ 再発の前駆症状として典型的なのは、睡眠時間が長くなることではなく、眠れなくなる不眠です。
睡眠時間の延長は、悪化のサインとして挙げるのは適切ではありません。
3:× 仕事を休みがちになるのは、意欲低下や疲労、症状の悪化を反映する変化です。
悪化のサインとして注意すべきです。
4:× 周囲の人に疑い深くなるのは、被害念慮や妄想の再燃を示すことがあります。
悪化のサインとして重要です。
5:× 仕事上のミスが増えるのは、注意や集中力の低下を示します。
病状の悪化を示すサインとして注意すべきです。
【ポイント】
再発のサインは「不眠・不安・焦燥・猜疑心・集中困難」が代表的です。
本人と一緒に自分のサインを確認しておくと、早めの受診や服薬調整につながります。