正答2
解説
正解は2です。
Sharrardの分類は、二分脊椎の運動機能を残存髄節で分けたもので、Ⅰ群が最も上位です。
図では、児が背臥位で両下肢を持ち上げ、股関節を屈曲させてズボンに脚を通しています。
股関節屈曲が働く最上位の群を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× Ⅰ群は胸髄レベルの麻痺で、下肢の筋が働きません。
股関節を自分で屈曲できないため、図の動作はできません。
2:○ Ⅱ群はL1〜L2レベルで、腸腰筋による股関節屈曲と内転筋群が働きます。
股関節屈曲で脚を持ち上げてズボンをはく動作が可能になる、最も上位の群です。
3:× Ⅲ群はL3〜L4レベルで、股関節屈曲に加えて大腿四頭筋による膝伸展が可能です。
図の動作はできますが、Ⅱ群より下位のため「最も上位」には当たりません。
4:× Ⅳ群はL5レベルで、足関節背屈や膝屈曲なども加わります。
Ⅲ群よりさらに下位の群です。
5:× Ⅴ群はS1〜S2レベルで、足関節底屈など多くの筋が働きます。
ほぼ歩行が自立する下位の群で、設問の条件に当てはまりません。
【ポイント】
Sharrard分類は、Ⅰ群胸髄、Ⅱ群L1〜L2、Ⅲ群L3〜L4、Ⅳ群L5、Ⅴ群S1〜S2、Ⅵ群は麻痺なしと覚えます。
各群でどの関節運動が加わるかを、移動能力の予後と結びつけて整理しましょう。