正答5
解説
正解は5です。
精神障害者の就労の成否を予測する要因について、研究で明らかになっていることを問う問題です。
個別就労支援(IPS)の研究では、症状の重さや診断名、入院歴は、就労の成否をあまり予測しないことが示されています。
最もよく就労と関連するのは、本人の働きたいという意欲です。
【選択肢別解説】
1:× 精神症状の程度は、就労の成否との関連が弱いとされています。
症状が残っていても、支援を受けて働いている人は多くいます。
2:× 精神障害の診断名は、就労の成否を予測する要因になりにくいとされています。
3:× 職業前訓練に長い時間をかけても、一般就労の成果は高まりにくいとされています。
IPSでは訓練を先に行わず、早く実際の職場で支援します。
4:× これまでの入院期間の長さは、就労の成否との関連が弱いとされています。
5:○ 就労へのモチベーション(働きたいという本人の希望)は、就労と最も関連する要因です。
IPSでは本人の希望を出発点とし、希望する人は誰でも支援の対象とします。
【ポイント】
IPSの原則は「本人の希望の重視」「一般就労が目標」「迅速な職探し」「職場での継続的な支援」です。
症状や診断で就労の可否を判断しないことが大切です。