正答3
解説
正解は3です。
低血糖では、血糖を上げようと交感神経が興奮し、発汗、動悸、手の震え、顔面蒼白、空腹感などが現れます。
さらに血糖が下がると、脳のエネルギー不足で意識障害やけいれんが起こります。
糖尿病の患者では、運動による血糖の低下で作業療法中に発作が起こることがあります。
【選択肢別解説】
1:× 深い呼吸(Kussmaul呼吸)は、高血糖による糖尿病性ケトアシドーシスの症状です。
低血糖の症状ではありません。
2:× 喉の渇きは、高血糖で尿量が増えて脱水になることで起こる症状です。
低血糖の症状ではありません。
3:○ 手の震えは、低血糖で交感神経が興奮して起こる代表的な初期症状です。
発汗や動悸とともに見られたら、すぐに運動を中止して糖分を補給します。
4:× 低血糖では皮膚の乾燥ではなく、冷や汗による湿った皮膚が見られます。
皮膚の乾燥は高血糖による脱水で見られます。
5:× 筋緊張の亢進は低血糖の典型的な症状ではありません。
低血糖では脱力感や意識の低下に注意します。
【ポイント】
低血糖は「冷や汗・動悸・手の震え・空腹感」、高血糖は「口渇・多尿・皮膚の乾燥・深い呼吸」と対比して覚えます。
運動中に低血糖が疑われたら、すぐにブドウ糖などを摂取させます。