正答5
解説
正解は5です。
回避とは、不安や苦痛を引き起こす状況・場所・人・会話などを避けることです。
PTSD(外傷後ストレス障害)では、生命を脅かすような出来事の後に、その出来事を思い出させるものを避ける回避が、中核症状の一つとして診断基準に含まれています。
【選択肢別解説】
1:× 心気障害は、重い病気にかかっているのではないかという考えにとらわれ、検査で異常がなくても納得できない状態です。
中核となるのは病気への恐れで、回避ではありません。
2:× 身体化障害は、多くの部位にわたる多彩な身体症状を長期間繰り返し訴える状態です。
回避は中核症状ではありません。
3:× 強迫性障害の中核症状は、強迫観念と強迫行為です。
不潔恐怖から物に触れるのを避けることはありますが、回避そのものは診断の中核ではありません。
4:× 全般性不安障害は、さまざまな出来事について、過剰な心配や不安が長期間続く状態です。
特定の状況を避ける回避は中核症状ではありません。
5:○ PTSDでは、外傷的な出来事を思い出させる場所・人・会話・考えなどを避ける回避がみられます。
再体験(フラッシュバック)や過覚醒とともに、中核症状の一つです。
【ポイント】
PTSDの主な症状は、再体験(侵入症状)、回避、認知と気分の陰性の変化、過覚醒です。
作業療法では安全と安心を確保し、本人のペースを尊重して、無理に外傷体験に触れないようにします。