正答1
解説
正解は1です。
MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)は、記憶などの認知機能の低下はあるものの、日常生活はおおむね自立している状態です。
本人が自分の物忘れを自覚し、認知症になるのではと不安を抱えていることが多いです。
【選択肢別解説】
1:○ MCIの人は、記憶低下を自覚して強い不安を抱えていることが多いです。
外来作業療法を始める際は、まず不安を受け止めて軽減し、安心して通える関係をつくることが優先されます。
2:× 記憶障害そのものを改善させることは容易ではありません。
開始時点では、記憶の改善を目標にするより、不安の軽減と生活の維持を優先します。
3:× MCIでは身辺動作(食事・更衣・排泄など)は自立しています。
改善を目標にする必要はありません。
4:× 攻撃性は、認知症の行動・心理症状(BPSD)としてみられるものです。
MCIの段階で通常みられる問題ではありません。
5:× 徘徊も、認知症が進行した段階でみられる行動・心理症状です。
MCIでは通常みられません。
【ポイント】
MCIは認知症の前段階で、日常生活は自立していることが定義上の特徴です。
作業療法では、不安への対応と、活動的な生活習慣の維持による認知機能低下の予防が中心になります。