正答5
解説
正解は5です。
高次脳機能障害には、それぞれの障害に合わせた治療法が考案されています。
治療法の名前と、対象となる障害の対応を確認します。
【選択肢別解説】
1:× 自律訓練法は、自己暗示によって心身を落ち着かせるリラクセーション法です。
不安や心身症に用いるもので、記憶障害の治療法ではありません。
記憶障害には間隔伸長法や誤りなし学習、メモリーノートなどの代償手段を用います。
2:× 回想法は、昔の思い出を語り合うことで心理的安定を図る方法です。
主に高齢者や認知症の人に用いるもので、失行症の治療法ではありません。
3:× 認知行動療法は、うつ病や不安障害などで考え方の偏りを修正する精神療法です。
純粋失読には、文字を指でなぞって運動覚を手がかりに読むなぞり読みなどを用います。
4:× 間隔伸長法は、覚える情報を思い出す間隔を少しずつ延ばして記憶を定着させる方法です。
記憶障害に用いるもので、遂行機能障害には自己教示法や問題解決訓練などを用います。
5:○ プリズム適応療法は、視野を右へずらすプリズム眼鏡をかけて目標を指さす練習を繰り返す方法です。
眼鏡を外したあとに注意や動作が左へ向く効果が残り、左半側空間無視の改善に用いられます。
【ポイント】
半側空間無視にはプリズム適応療法や視覚探索訓練、記憶障害には間隔伸長法・誤りなし学習を用います。
遂行機能障害には自己教示法や問題解決訓練を用いる、と対応を整理しましょう。