正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
プロテインCはビタミンK依存性の凝固阻止因子で、トロンビンとトロンボモジュリンの複合体によって活性化されます。
活性化プロテインC〈APC〉は、プロテインSを補酵素として活性型の第Ⅴ因子と第Ⅷ因子を分解し、失活させます。
これにより凝固反応が過剰に進まないよう調節されます。
【選択肢別解説】
1:× 第Ⅱ因子(プロトロンビン)とその活性型のトロンビンは、APCの標的ではありません。
トロンビンは主にアンチトロンビンで阻害されます。
2:○ 第Ⅴ因子の活性型はプロトロンビナーゼ複合体の補因子です。
APCに分解されて失活し、トロンビンの産生が抑えられます。
3:× 第Ⅶ因子は外因系の凝固因子で、APCの標的ではありません。
組織因子経路インヒビター〈TFPI〉で抑制されます。
4:○ 第Ⅷ因子の活性型は内因系のテンナーゼ複合体の補因子です。
APCに分解されて失活し、第Ⅹ因子の活性化が抑えられます。
5:× 第Ⅸ因子はAPCの標的ではありません。
活性型の第Ⅸ因子は主にアンチトロンビンで阻害されます。
【ポイント】
APCが分解するのは、補因子として働く第Ⅴ因子と第Ⅷ因子です。
第Ⅴ因子ライデン変異ではAPCで分解されにくくなり、血栓症を起こしやすくなります。