正答2
解説
正解は2です。
図の中央の細胞は、偏在する円形の核と、濃い青紫色に染まる豊富な細胞質をもっています。
核のクロマチンは粗く塊状で、形質細胞と考えられます。
矢印は核のすぐ脇の細胞質にある、色が抜けて明るくみえる領域(核周明庭)を指しています。
核周明庭は発達したゴルジ装置がある部位で、免疫グロブリンの産生が盛んな形質細胞の特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 小胞体(粗面小胞体)は細胞質全体に広がり、リボソームを多く含むため細胞質を青く染めます。
明るく抜けた矢印の領域ではありません。
2:○ ゴルジ装置は核の近くに位置し、普通染色では染まりにくい明るい領域として見えます。
矢印の核周明庭はゴルジ装置に当たります。
3:× リソソームは加水分解酵素を含む小さな顆粒です。
普通染色では顆粒として見えることがありますが、明るい領域としては見えません。
4:× リボソームはRNAを含み、細胞質を好塩基性(青色)に染めます。
明るく抜けた矢印の領域ではありません。
5:× ミトコンドリアは光学顕微鏡の普通染色ではほとんど識別できません。
核周明庭とは関係しません。
【ポイント】
形質細胞は車軸状のクロマチン、偏在核、核周明庭、好塩基性の細胞質が特徴です。
細胞質が好塩基性に染まるのは、蛋白合成のためのリボソームが豊富だからです。