正答5
解説
正解は5です。
ペプチドホルモンの中には、採血後に血液中の蛋白分解酵素で速やかに分解されるものがあります。
そのような項目は、EDTA加血漿を用い、冷却して速やかに分離する必要があります。
甲状腺刺激ホルモン〈TSH〉は糖蛋白ホルモンで安定なため、血清で定量できます。
【選択肢別解説】
1:× 副腎皮質刺激ホルモン〈ACTH〉は採血後に分解されやすいホルモンです。
EDTA加血漿を冷却して採取し、速やかに分離します。
2:× 抗利尿ホルモン〈ADH〉は不安定で、血小板にも含まれます。
EDTA加血漿を冷却して採取し、速やかに分離します。
3:× 脳性ナトリウム利尿ペプチド〈BNP〉は血清中では分解されやすいペプチドです。
EDTA加血漿を用いて測定します。
4:× 副甲状腺ホルモン〈PTH〉は採血後に分解されやすく、安定性の点からEDTA加血漿が推奨されます。
5:○ TSHは分子量の大きい糖蛋白で、採血後も安定です。
血清を試料として免疫測定法で日常的に定量されます。
【ポイント】
ACTH、ADH、BNPは「EDTA血漿・冷却・速やかに分離」が原則です。
BNPの代わりにNT-proBNPを測ると、血清でも安定に測定できます。