正答4
解説
正解は4です。
図は尿沈渣の無染色標本で、矢印の結晶は大きく薄い無色の板状結晶です。
輪郭は長方形に近く、左下の角が階段状に切れ込んでいます。
スケールの20 μmと比べると一辺は60 μmを超える大きさです。
角が欠けた薄い板状の形はコレステロール結晶の特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 尿酸結晶は黄褐色で、菱形や砥石状、束状を示します。
図の結晶は無色で、薄い板状なので一致しません。
2:× シスチン結晶は無色の正六角形の板状です。
図の結晶は角が切れ込んだ四角形なので一致しません。
3:× ビリルビン結晶は黄褐色の針状や束状の結晶です。
図のような大きな無色の板状にはなりません。
4:○ コレステロール結晶は無色で薄い板状をしており、角の一部が欠けた形をとります。
図の結晶の形状と一致します。
5:× リン酸アンモニウムマグネシウム結晶は無色で、棺の蓋状の立体的な柱状結晶です。
図のような薄い板状ではありません。
【ポイント】
コレステロール結晶は、ネフローゼ症候群などの高度蛋白尿でみられる異常結晶です。
同じ標本に卵円形脂肪体や脂肪円柱がないかも確認します。