正答4
解説
正解は4です。
クレアチニンは、筋肉内のクレアチンとクレアチンリン酸から非酵素的に作られる代謝産物です。
産生量が筋肉量に比例し、腎臓から排泄されるため、腎機能の指標になります。
【選択肢別解説】
1:× クレアチニンは筋肉で作られます。
肝臓などで合成されるのは前駆体のクレアチンです。
2:× クレアチニンは糸球体でろ過された後、尿細管ではほとんど再吸収されません。
むしろ一部は尿細管から分泌されます。
3:× 脱水では腎血流が減って糸球体ろ過量が下がり、さらに血液が濃縮されます。
そのため血漿クレアチニンは低値ではなく高値になります。
4:○ クレアチニンの産生量は筋肉量に比例します。
男性は女性より筋肉量が多いため、基準範囲は男性のほうが高く設定されています。
5:× Duchenne型筋ジストロフィでは筋肉量が減るため、血漿クレアチニンは低値になります。
高値になるのはクレアチンキナーゼ〈CK〉です。
【ポイント】
筋肉量が少ない高齢者や筋疾患では、クレアチニンが低めに出て腎機能を過大評価しがちです。
その場合は筋肉量の影響を受けにくいシスタチンCが役立ちます。