正答5
解説
正解は5です。
ヘキソキナーゼ・グルコース-6-リン酸脱水素酵素法〈HK-G6PD法〉の原理を問う問題です。
グルコースはヘキソキナーゼでグルコース-6-リン酸になります。
これをグルコース-6-リン酸脱水素酵素で酸化し、生じるNAD(P)Hの340nmの吸光度増加を測定します。
【選択肢別解説】
1:× 酵素電極法で使われるのは、主にグルコースオキシダーゼ〈GOD〉を固定化した電極です。
HK-G6PD法は吸光度で測る方法です。
2:× NAD+は340nmに吸収をもちません。
測定するのは、還元型のNADHやNADPHの吸光度の増加です。
3:× アスコルビン酸の影響を受けやすいのは、過酸化水素を発色させるGOD-POD法です。
HK-G6PD法は還元物質の影響を受けにくい方法です。
4:× ムタロターゼは、β型のグルコースにしか作用しないGODを使う方法で必要になります。
ヘキソキナーゼはα型とβ型の両方に作用するため不要です。
5:○ HK-G6PD法は特異性が高く、日本臨床化学会〈JSCC〉の勧告法として採用されています。
【ポイント】
GOD法とHK-G6PD法の違いとして、ムタロターゼの要否と還元物質の影響の有無が頻出です。
日常検査法としても広く使われています。