正答3
解説
正解は3です。
正中神経刺激による体性感覚誘発電位〈SEP〉の各成分の発生源を問う問題です。
成分名のNは陰性、Pは陽性、数字は刺激からのおよその潜時(ミリ秒)を表します。
刺激は末梢神経から脊髄、脳幹、視床を経て、大脳皮質の一次体性感覚野に届きます。
【選択肢別解説】
1:× N9は鎖骨上窩(Erb点)で記録される腕神経叢の電位です。
大脳皮質の反応ではありません。
2:× N13は頸部で記録される頸髄(後角や後索核付近)由来の電位です。
大脳皮質に届く前の反応です。
3:○ N20は頭皮上で記録される一次体性感覚野の電位です。
正中神経刺激で大脳皮質に最初に生じる反応です。
4:× P31は下肢の後脛骨神経刺激SEPで記録される皮質下由来の成分です。
正中神経刺激の皮質反応ではありません。
5:× P37は後脛骨神経刺激SEPで最初に記録される大脳皮質の反応です。
上肢の正中神経刺激の成分ではありません。
【ポイント】
上肢の正中神経刺激ではN9・N13・N20、下肢の後脛骨神経刺激ではP37が皮質反応です。
皮質反応の潜時は、上肢が約20ミリ秒、下肢が約37ミリ秒と覚えます。