正答5
解説
正解は5です。
負の相関とは、一方が上がると他方が下がる関係です。
臨床検査では、同じ臓器障害や同じ生理機構で動く項目同士は正の相関を示します。
【選択肢別解説】
1:× ASTとALTはどちらも肝細胞障害で逸脱して上昇します。
両者は同じ方向に動くため、正の相関です。
2:× ChEとアルブミンはどちらも肝臓で合成されます。
肝合成能が落ちると両方とも低下するため、正の相関です。
3:× ナトリウムとクロールは細胞外液の主な陽イオンと陰イオンです。
脱水や希釈で一緒に増減するため、正の相関です。
4:× クレアチニンと尿素窒素はどちらも腎臓から排泄されます。
腎機能が低下すると両方とも上昇するため、正の相関です。
5:○ トリグリセライドが高いとHDL-コレステロールは低くなります。
高トリグリセライド血症ではコレステロールエステル転送蛋白〈CETP〉を介した脂質交換が進み、HDLが小さく分解されやすくなるためです。
【ポイント】
トリグリセライドとHDL-コレステロールの逆相関は、脂質異常症の代表的な関係です。
メタボリックシンドロームでは「高TG・低HDL-C」がセットで現れます。