正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
微生物の観察には、その微生物の特徴に合った染色法や検査法を選びます。
【選択肢別解説】
1:× 墨汁法は、背景を黒くして厚い莢膜を白く抜けて見せる方法です。
Cryptococcus属の検出に用います。
Candida albicansには目立った莢膜がありません。
2:○ KOH法は、水酸化カリウムで皮膚の角質を溶かし、真菌の菌糸を見えやすくする方法です。
白癬菌(Trichophyton rubrum)の検出に用います。
3:○ Grocott染色は、真菌の細胞壁を黒く染める鍍銀法です。
Pneumocystis jiroveciiのシストの壁も黒く染まるため、ニューモシスチス肺炎の診断に用います。
4:× Giménez染色は、Legionella属やリケッチアの染色に用います。
Mycoplasma pneumoniaeは細胞壁がなく、通常の染色では観察できません。
5:× Ziehl-Neelsen染色は、結核菌などの抗酸菌を染める抗酸染色です。
Legionella pneumophilaにはGiménez染色を用います。
【ポイント】
墨汁法はクリプトコックス、Grocott染色はニューモシスチスと真菌、Giménez染色はレジオネラです。
染色法と対象の組合せはよく出題されます。