正答4
解説
正解は4です。
Cryptococcus neoformansとCryptococcus gattiiは、どちらも厚い莢膜をもつ酵母様真菌です。
クリプトコックス症の原因となり、髄膜炎や肺炎を起こします。
両者の性状はよく似ており、共通の性状を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 二形性は、環境の温度で菌糸形と酵母形を切り替える性質です。
Histoplasmaなどの真菌に見られ、Cryptococcus属の特徴ではありません。
2:× 発芽管は、血清中で酵母から短い菌糸が伸びる現象です。
Candida albicansの同定に用いる性状です。
3:× 仮性菌糸は、酵母が出芽して細長くつながったものです。
Candida属の特徴で、Cryptococcus属は形成しません。
4:○ Cryptococcus属は、どちらの種もウレアーゼを産生します。
ウレアーゼ試験陽性は、Candida属との区別に役立つ共通の性状です。
5:× 分節型分生子は、菌糸が節ごとに分かれてできる胞子です。
Trichosporon属やCoccidioides属などの特徴です。
【ポイント】
Cryptococcus属は、莢膜、ウレアーゼ産生、フェノールオキシダーゼ産生(メラニン産生)が特徴です。
墨汁法で莢膜を観察し、髄液のクリプトコックス抗原を検査します。