正答4
解説
正解は4です。
血漿は、抗凝固剤を加えて血液を遠心した上清で、凝固因子をすべて含みます。
血清は、血液を固まらせた後の上清です。
凝固の過程で凝固因子が使われるため、血清にはそれらが含まれません。
この問題は血清に含まれないものを選ぶので、○ が答え(血清にほとんど残らない成分)です。
【選択肢別解説】
1:× アルブミンは凝固に関与しないため、血清にも含まれます。
血清蛋白で最も多い成分です。
2:× γ-グロブリンは抗体であり、凝固に関与しないため血清に含まれます。
3:× ハプトグロビンは、ヘモグロビンと結合する蛋白質です。
凝固に関与しないため血清に含まれます。
4:○ フィブリノゲンは、凝固の最後にトロンビンによってフィブリンに変わり、血餅となります。
そのため血清にはほとんど含まれません。
5:× トランスフェリンは、鉄を運ぶ蛋白質です。
凝固に関与しないため血清に含まれます。
【ポイント】
血清には、フィブリノゲンのほか、第Ⅴ因子と第Ⅷ因子もほとんど含まれません。
血清蛋白電気泳動でβ分画とγ分画の間に帯が出たら、血漿が混入した可能性を考えます。