正答5
解説
正解は5です。
アスベスト(石綿)は、細い繊維状の鉱物です。
吸い込むと肺や胸膜に長く残り、数十年たってから病気を起こします。
【選択肢別解説】
1:× 胃癌の主な危険因子は、ヘリコバクター・ピロリ感染や塩分の多い食事です。
アスベストとの関連は明らかではありません。
2:× 肝癌の主な危険因子は、B型・C型肝炎ウイルス感染、飲酒、脂肪肝などです。
3:× 乳癌の主な危険因子は、エストロゲンへの長期のばく露や遺伝的要因です。
4:× 悪性黒色腫は、メラノサイトから発生する腫瘍です。
紫外線などが関連し、アスベストとは関係しません。
5:○ 悪性中皮腫は、胸膜や腹膜の中皮細胞から発生する腫瘍です。
多くがアスベストばく露と関連し、ばく露から30〜40年ほどたって発症します。
【ポイント】
アスベストは、悪性中皮腫のほか、肺癌、石綿肺、胸膜プラークの原因になります。
胸膜プラークは、アスベストばく露の目印になる所見です。