正答3
解説
正解は3です。
肝硬変では、肝臓で作られる物質(合成能)が低下し、脾腫や門脈圧亢進も起こります。
血中で低下するものと増加するものを区別することが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 血小板数は減少します。
脾腫で脾臓に捕捉されること、肝臓でのトロンボポエチン産生が低下することが原因です。
2:× アルブミンは肝臓で合成されるため、合成能の低下により減少します。
3:○ γ-グロブリンは増加します。
門脈系の抗原が処理されず、形質細胞が刺激されて多クローン性に増えるためです。
4:× 総コレステロールは肝臓で合成されるため、肝硬変では低下します。
5:× コリンエステラーゼは肝臓で合成される酵素です。
合成能の低下を鋭敏に反映して低下します。
【ポイント】
肝硬変では、アルブミンが減りγ-グロブリンが増えるため、A/G比が低下します。
蛋白分画では、β分画とγ分画の境界がはっきりしないβ-γブリッジングが見られます。