正答5
解説
正解は5です。
寄生虫が体内のどこに寄生するかによって、症状が決まります。
住血吸虫は種類ごとに寄生する静脈が異なり、そこが症状の違いになります。
【選択肢別解説】
1:× 広東住血線虫は、カタツムリやナメクジを介して感染します。
主に好酸球性髄膜脳炎を起こし、血尿は起こしません。
2:× 東洋毛様線虫は小腸に寄生する線虫です。
多くは無症状か軽い消化器症状で、血尿は起こしません。
3:× 日本住血吸虫は門脈系(腸間膜静脈)に寄生します。
虫卵が肝臓や腸管に沈着し、肝硬変や血便を起こします。
4:× Manson住血吸虫も腸間膜静脈に寄生します。
症状は腸管や肝臓の障害で、血尿ではありません。
5:○ Bilharz住血吸虫は膀胱静脈叢に寄生します。
虫卵が膀胱壁に沈着して炎症を起こすため、血尿をきたします。
【ポイント】
Bilharz住血吸虫はビルハルツ住血吸虫症(尿路住血吸虫症)の原因で、膀胱癌のリスク因子でもあります。
虫卵は尿中に排出されるため、尿沈渣で端棘をもつ虫卵を検出して診断します。