正答1
解説
正解は1です。
インターフェロンγ遊離試験〈IGRA〉は、患者の血液を結核菌に特有の抗原で刺激し、Tリンパ球から放出されるインターフェロンγを測る検査です。
結核菌に感作されたリンパ球があるかどうかで、結核感染を判定します。
【選択肢別解説】
1:○ IGRAは結核菌に特有のESAT-6やCFP-10という抗原を用いるため、BCG接種の影響を受けません。
活動性結核の補助診断や、潜在性結核感染症の診断に有用です。
2:× B型肝炎の診断には、HBs抗原やHBc抗体、HBV-DNAなどを用います。
IGRAは用いません。
3:× ネコひっかき病の診断には、Bartonella henselaeに対する抗体検査や遺伝子検査を用います。
IGRAは用いません。
4:× 成人T細胞白血病の診断には、HTLV-1抗体と、末梢血の異常リンパ球(花細胞)の確認などを用います。
IGRAは用いません。
5:× 後天性免疫不全症候群の診断には、HIV抗原・抗体検査と核酸増幅検査を用います。
IGRAは用いません。
【ポイント】
IGRAにはQFT(全血のインターフェロンγを測定)とT-SPOT(産生するT細胞の数を測定)があります。
ツベルクリン反応と違ってBCG接種の影響を受けない点が最大の利点ですが、活動性と潜在性の区別はできません。