正答3
解説
正解は3です。
病理標本作製では、多数の検体を並行して処理するため、取り違えを防ぐ確認が欠かせません。
完成した標本の組織片とパラフィンブロックの組織の形や数、番号を照らし合わせることで、取り違えを見つけます。
【選択肢別解説】
1:× 切片の厚さはミクロトームの設定と、顕微鏡での見え方で確認します。
ブロックとの照合で確認するものではありません。
2:× 染色の状態は、顕微鏡で核や細胞質の染まり方を観察して確認します。
ブロックとの照合では確認できません。
3:○ 標本上の組織片の形・大きさ・数と、ブロックの割面を見比べれば、別の検体の切片を貼っていないかが分かります。
番号の一致とあわせて、切片の取り違えを確認できます。
4:× 切片の折れ曲がりやしわは、標本を顕微鏡や肉眼で見て確認します。
ブロックとの照合で確認するものではありません。
5:× 脱パラフィン不足は、染色むらや染まりの悪さとして顕微鏡で確認します。
ブロックとの照合では確認できません。
【ポイント】
取り違えは患者の診断を誤らせる重大な過誤です。
切り出し、包埋、薄切、染色の各工程で番号と組織の形を照合する習慣をつけましょう。