正答4
解説
正解は4です。
内分泌疾患では、ホルモンを過剰に出す腫瘍や自己抗体により、特定のホルモンが上昇したり、フィードバックで低下したりします。
病態とホルモン値の動きを正しく対応させる問題です。
【選択肢別解説】
1:× Basedow病では甲状腺ホルモンが過剰になり、負のフィードバックで甲状腺刺激ホルモン〈TSH〉は低値になります。
高値ではありません。
2:× Cushing病は下垂体の副腎皮質刺激ホルモン〈ACTH〉産生腫瘍による病気です。
ACTHは低値ではなく、正常から高値になります。
3:× インスリノーマではインスリンが過剰に分泌されます。
C-ペプチドはインスリンと同じ量だけ分泌されるため、低値ではなく高値になります。
4:○ Zollinger-Ellison症候群はガストリン産生腫瘍(ガストリノーマ)による病気です。
ガストリンが著しく高くなり、胃酸の過剰分泌から難治性の消化性潰瘍を起こします。
5:× 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群〈SIADH〉では抗利尿ホルモン〈ADH〉が不適切に分泌され続けます。
低ナトリウム血症があってもADHは抑制されず、低値ではありません。
【ポイント】
「原因の場所」と「フィードバック」を考えると、上がるか下がるかを判断できます。
C-ペプチドは内因性インスリン分泌の指標で、インスリン注射の影響を受けない点も重要です。