正答2
解説
正解は2です。
遅発性溶血性輸血反応は、過去の輸血や妊娠で感作された患者に起こります。
輸血後に抗体が再び急増し、数日から2週間ほどで輸血した赤血球が壊されます。
【選択肢別解説】
1:× 抗AはABO不適合輸血で直ちに起こる即時型(急性)溶血性輸血反応の原因です。
遅発性ではありません。
2:○ 抗Jkaは時間とともに抗体価が下がり、検査で見逃されやすい抗体です。
再輸血で急速に増えるため、遅発性溶血性輸血反応の代表的な原因です。
3:× 抗LebはIgMの冷式抗体で、Lewis抗原は血漿中の型物質で中和されます。
溶血性輸血反応の原因になることはまれです。
4:× 抗Nは多くがIgMの冷式抗体で、37℃ではほとんど反応しません。
溶血性輸血反応の原因になることはまれです。
5:× 抗Xgaは臨床的意義の低い抗体で、溶血性輸血反応の原因になることはまれです。
【ポイント】
遅発性溶血性輸血反応はKidd系(抗Jka・抗Jkb)が代表で、Rh系やDuffy系も原因になります。
抗体価が下がりやすいため、過去の抗体歴の記録が重要です。