正答5
解説
正解は5です。
日本臨床化学会〈JSCC〉の勧告法などで用いられる、酵素活性測定の基質を問う問題です。
基質は酵素が作用する物質であり、補酵素や活性化剤とは区別します。
【選択肢別解説】
1:× ALPの基質は4-ニトロフェニルリン酸です。
4-ニトロフェノールはALPの作用で生じる生成物で、これを405 nm付近で測定します。
2:× ALTの基質はL-アラニンと2-オキソグルタル酸です。
L-グルタミンは基質ではありません。
3:× ASTの基質はL-アスパラギン酸と2-オキソグルタル酸です。
ピリドキサルリン酸は基質ではなく補酵素です。
4:× CKの基質はクレアチンリン酸とADPです。
N-アセチルシステインは、CKのSH基を還元して活性を回復させる活性化剤です。
5:○ α-アミラーゼの測定では、4,6-エチリデン-4-ニトロフェニル-マルトヘプタオシドが基質として用いられます。
分解後に共役酵素が働いて4-ニトロフェノールが遊離し、これを測定します。
【ポイント】
基質・生成物・補酵素・活性化剤を区別して覚えることが大切です。
ASTとALTの補酵素はピリドキサルリン酸、CKの活性化剤はN-アセチルシステインです。