正答4
解説
正解は4です。
疾患の診断に特に有用な自己抗体を正しく対応させる問題です。
【選択肢別解説】
1:× 抗平滑筋抗体は自己免疫性肝炎で陽性になります。
リウマチ熱はA群溶血性レンサ球菌の感染後に起こる疾患で、診断の根拠になる自己抗体はありません。
診断には抗ストレプトリジンO〈ASO〉の上昇など、先行感染の証明が参考になります。
2:× 抗ミトコンドリア抗体は原発性胆汁性胆管炎〈PBC〉に特異的です。
強皮症では抗Scl-70抗体(抗トポイソメラーゼⅠ抗体)や抗セントロメア抗体が陽性になります。
3:× 抗CCP抗体(抗環状シトルリン化ペプチド抗体)は関節リウマチに特異性の高い抗体です。
Behçet病には診断に用いる特異的な自己抗体はありません。
4:○ 抗U1-RNP抗体の高力価陽性は、混合性結合組織病〈MCTD〉の診断基準に含まれる必須の所見です。
5:× 抗TSH受容体抗体はBasedow病で陽性になります。
Sjögren症候群では抗SS-A抗体や抗SS-B抗体が陽性になります。
【ポイント】
MCTDは抗U1-RNP抗体、PBCは抗ミトコンドリア抗体、Basedow病は抗TSH受容体抗体と、1対1で覚える組合せは頻出です。