正答2
解説
正解は2です。
急性単純性尿路感染症は、尿路に基礎疾患のない人に起こる尿路感染症で、若い女性の膀胱炎が代表です。
腸内の細菌が尿道から上行して感染します。
【選択肢別解説】
1:× Enterococcus faecalisは、尿路に基礎疾患がある複雑性尿路感染症や、カテーテル留置例で多くみられます。
単純性尿路感染症で最も多い菌ではありません。
2:○ Escherichia coliは、急性単純性尿路感染症の原因菌として最も頻度が高い菌です。
原因菌の大半を占め、線毛によって尿路上皮に付着して感染を起こします。
3:× Klebsiella pneumoniaeも尿路感染症の原因になります。
しかし単純性尿路感染症での頻度は大腸菌よりはるかに低いです。
4:× Proteus mirabilisは、ウレアーゼによって尿をアルカリ性にし、尿路結石の形成に関与します。
複雑性尿路感染症で多くみられ、最も多い菌ではありません。
5:× Staphylococcus epidermidisは皮膚の常在菌で、カテーテルなどの異物感染で問題になります。
単純性尿路感染症の主な原因菌ではありません。
【ポイント】
単純性尿路感染症は大腸菌が大半を占めます。
複雑性尿路感染症では、腸球菌・緑膿菌・クレブシエラなど菌種が多様になります。