正答3
解説
正解は3です。
ヘマトキシリン・エオジン染色では、ヘマトキシリンで過剰に染めた後、余分な色素を除く操作を「分別」といいます。
分別の後に、核の色を青くする「色出し」を行います。
【選択肢別解説】
1:× アンモニア水は色出しに用いる試薬です。
弱アルカリ性にすることで、赤紫色の核を青色に変えます。
2:× 炭酸リチウムも色出しに用いる試薬です。
アンモニア水と同じく、アルカリ性で核を青く発色させます。
3:○ 塩酸アルコール(1%塩酸加70%アルコールなど)は分別に用いる試薬です。
酸によって細胞質などに付いた余分なヘマトキシリンを溶かし出し、核の染色だけを残します。
4:× カリウムミョウバンは媒染剤です。
アルミニウムイオンがヘマトキシリン(ヘマテイン)と結合し、核に結合させる働きをします。
5:× ヨウ素酸ナトリウムは酸化剤です。
ヘマトキシリンを酸化して色素の本体であるヘマテインに変えるために、マイヤーのヘマトキシリンなどに加えます。
【ポイント】
ヘマトキシリンの工程は「酸化(ヨウ素酸ナトリウム)・媒染(ミョウバン)・分別(塩酸アルコール)・色出し(アンモニア水・炭酸リチウム)」と覚えましょう。