正答4
解説
正解は4です。
尿素はアミノ酸の窒素から肝臓の尿素回路でつくられ、腎臓から排泄されます。
血中尿素窒素〈BUN〉は腎機能や蛋白異化の指標になります。
【選択肢別解説】
1:× 血中濃度は小児のほうが成人より低いです。
成長期は蛋白質が体の合成に使われるため、尿素の産生が少なくなります。
2:× ウリカーゼは尿酸を酸化してアラントインにする酵素です。
尿素を加水分解するのはウレアーゼで、アンモニアと二酸化炭素を生じます。
3:× 消化管出血では血中濃度は増加します。
腸管内に出た血液の蛋白が分解・吸収され、尿素の産生が増えるためです。
4:○ 尿素は血中非蛋白性窒素の中で最も濃度が高い成分です。
非蛋白性窒素には尿素・尿酸・クレアチニン・アミノ酸などがあり、尿素窒素がその約半分を占めます。
5:× 尿素はアルドラーゼではなく、尿素回路のアルギナーゼによって生成されます。
アルギナーゼがアルギニンを尿素とオルニチンに分解します。
アルドラーゼは解糖系の酵素です。
【ポイント】
「尿素はウレアーゼ、尿酸はウリカーゼ」と酵素を取り違えないようにしましょう。
BUNは脱水・消化管出血・高蛋白食でも上昇し、腎機能以外の影響を受けます。