正答3
解説
正解は3です。
狭窄部の最大圧較差は、連続波ドプラ法で測った最大血流速度から簡易ベルヌーイ式で求めます。
図の所見を確認します。
心尖部長軸断面から左室流出路・大動脈弁を通るようにカーソルを置いています。
基線より下向き(探触子から遠ざかる向き)の収縮期血流が記録されています。
その最大流速は目盛りの−4m/sの線に達しており、約4m/sと読み取れます。
【計算】
簡易ベルヌーイ式:圧較差ΔP〔mmHg〕= 4 × V²(Vは最大流速〔m/s〕)
V = 4m/sを代入します。
ΔP = 4 × 4² = 4 × 16
ΔP = 64mmHg
【選択肢別解説】
1:× 16mmHgは、最大流速が2m/sのときの値です。
2:× 32mmHgは、最大流速が約2.8m/sのときの値で、図の流速と合いません。
3:○ 最大流速4m/sから計算した64mmHgが正しい値です。
4:× 80mmHgは、最大流速が約4.5m/sのときの値で、図の流速と合いません。
5:× 96mmHgは、最大流速が約4.9m/sのときの値で、図の流速と合いません。
【ポイント】
簡易ベルヌーイ式「ΔP=4V²」は頻出です。
大動脈弁狭窄症では最大流速4m/s以上が重症の目安の一つです。