正答4
解説
正解は4です。
Mycobacterium属は、結核菌群、らい菌、非結核性抗酸菌に分けられます。
非結核性抗酸菌は、発育速度と色素産生によってRunyon分類のI〜IV群に分けられます。
菌種ごとの培養条件や性状の違いが問われています。
【選択肢別解説】
1:× M. leprae(らい菌)は人工培地で培養できません。
小川培地を含むどの培地でも発育せず、マウスの足蹠などで増やします。
2:× M. aviumは硝酸塩還元試験が陰性です。
陽性を示す代表は結核菌やM. kansasiiです。
3:× M. marinumは魚や水槽の水に由来する菌で、至適発育温度は30℃前後です。
37℃では発育が悪いため、皮膚など体表の低温部に病変を作ります。
4:○ M. fortuitumはRunyon IV群の迅速発育菌です。
培養7日以内に肉眼で見える集落を作るので正しいです。
5:× 市販の結核菌検出用PCR試薬は結核菌群をまとめて検出します。
M. tuberculosisとM. bovisはどちらも結核菌群に含まれるため、鑑別できません。
【ポイント】
迅速発育菌は7日以内、遅発育菌は7日を超えて集落を作ります。
結核菌はナイアシン試験と硝酸塩還元試験が陽性で、非結核性抗酸菌との鑑別に使います。